「夏休み子育て応援2018」を終えて

8月は気が重い月…

日頃から仕事や子育てに忙しいひとり親さんにとって8月は学校が夏休みになって子どもたちの食事の準備もあって、さらに「児童扶養手当の現況届を出して」のお便りが届く月、生活の状況を狛江市の子育て支援課に報告しなければならず、気が重い月でもあると聞きました。

母子世帯では年収100万円未満100万円代が46%

フードバンク狛江は福祉相談課を通じて食料支援をしていますが、今まで子育て世帯は多くて28世帯です。夏休み期間中「給食のない時期だからこそ食費の負担が大変なのは想像に難くない」と考えていたところ、市の子育て支援課が一昨年、ひとり親を対象にとったアンケート(402名中160名から回答)がホームページに掲載されました。その結果、特に母子世帯では年収100万円未満100万円代が46%と知って、今年は早くから子育て支援課に話をしました。

そして子育て支援課の協力をもらえることになり、この夏の子育て応援の食料支援の周知を470世帯に行う事ができました。手を挙げていただいた44世帯への配送を終了し、回答頂いたアンケートでは、ほとんどの世帯から次に給食のない時期の支援も使いたいと希望されています。

支援提供した内訳は44世帯、18歳以下67名でした。

いただいたアンケートには、「ひとり親になってからじわじわと日常の不便さや子どもにも食事面で負担かけている事を今回のことで考え直す機会に…」「わびしさを感じる内容かと躊躇しましたが温かさと善意を感じる品々がたくさん詰まっており生きる力を与えられました。」「高校生の子どもがいてお弁当をいつも作っています。高校は教材以外もお金がかかり給料日前は本当に食費に悩んでいるので助かります。」「…食費を削ることで子どもが必要としている物を購入するほかありません。」「親が生きていたらこんな感じで送ってこられたかな…と食品を見て嬉しかった…。」「学校の給食室が改装で3ヶ月お弁当持参、費用負担が多くなりそうな時にありがたい…。」「食料を頂くととてもビンボーな気がしますが…子どもも喜んでいるので…これからの支援も受けたいです。」など多くのご感想やご意見を頂戴しました。

フードバンク狛江を初めて知って頂いた方もいました。今回の新たな事業をやってリアルな子育て世帯の実感を知りました。勇気をもって「手を挙げてもらえて良かった」という想いと使いやすい「地域のフードバンク」の役割を心新たに大切なことと感じる機会になりました。子育て支援課に協力していただけたこと、寄贈食品をいただいた皆様、手を挙げて下さった皆様、団体でボランティアでセットしてくれた皆様、心から感謝申し上げます。

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