2016.10.16~10.21 狛江市市民提案型市民協働事業の実施報告

1年以上前の昨年6月に狛江市に申請し、プレゼンをくぐり抜けて実現した狛江市市民提案型市民恊働事業「食品ロスとその活用 ~フードバンク活動で支え合う地域づくりを~」の講演会、その後の5日間の市庁舎ロビーでのフードドライブが無事、終了しました。

講演会「食品ロスとその活用 ~フードバンク活動で支え合う地域づくりを~」

 世界食糧デーの10月16日、協働事業の第一弾の食品ロス問題の専門家でoffice3.11の井出留美氏による講演会は、狛江のあちこちでイベントがあったにもかかわらず、参加呼びかけの狛江駅頭チラシまきや東京新聞の二度にわたる記事の掲載の効果もあって、83名の皆様に参加いただきました。本当にありがとうございます。

 井出氏からは日本の食品ロスは家庭と企業からほぼ半分ずつ出されている現状や、食品ロスとなる仕組みについて話され、また世界各国での取り組み、日本全国各地での食品ロスの取り組みの先進例などの紹介と、一方で食の支援を必要とする生活困窮者や福祉施設・団体に繋ぐフードバンク活動の紹介も盛り込まれ、さらに家庭規模の身近でできる食品ロスを出さない考え方など分かりやすく講演されました。

 また、講演に続いて狛江市福祉相談窓口こまYEELから「生活困窮相談支援でフードバンクを活用」について、東京南部生協から「組合員の想いをフードドライブでフードバンク狛江に繋ぐ取組み」について、株式会社KANSEIからは「輸入雑穀の食品ロスをフードバンク狛江の支援に活用」、地元の狛江子ども食堂から「地域で連携して、本当に支援を必要とする子どもと繋がりを」フードバンク狛江と繋がっている皆さんからリレートークの形で発言をいただきました。参加された皆さんからは「講師の話が分かりやすかった」「リレートークも含めてフードバンクとの関係性が良く分かった」という概ね「満足できた」感想や評価をいただきました。 

井出留美氏 講演会写真
 

市庁舎でのフードドライブ

 10月17日から21日は、協働事業第2弾、狛江市庁舎ロビーでフードドライブ(市民の食品寄贈活動)を行いました。5日間で集まった食品は計169kgの寄贈で、60名の方が食品寄贈に来られました。クイズアンケートには、47人の方に参加していただけました。

 広報こまえにも載り、ポスターの掲載や街頭チラシまきと広報活動が功を奏して大きな成果を出すことができました。

 皆様のフードバンクへのご支援とご協力に心から感謝いたします。本当にありがとうございました!!

市庁舎 フードドライブ 写真

 市庁舎は市民にとって訪れやすい場所でもあり、フードドライブ初日に雨の中お米の寄贈に来てくださる支援者をはじめ他都市からも食品をもって来てくれました。
 知人には寄贈の際に「8月の精米のお米、6月精米ならまだあるのよ、使ってもらえるかな?」とか「市庁舎なら訪問しやすくてとてもよかった」との声や「これからも定期的に市庁舎でできたらいいね。」との意見もいただきました。

 ここからの活動はこの食品をきちんと記載整理し一つ一つチェックをしたうえで、食品提供する施設や団体と結んで賞味期限を活かして配布していくこと(かなり量的に大変です)、また市との協働事業としての報告や総括が始まります。

在庫管理の風景写真

 食品の支援を希望される方や福祉団体や施設の方、どうぞご連絡を下さい!
 また、ボタンティアとしてお手伝いも大歓迎です!
 ボランティアの詳細はこちら!
 

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